月謝 | 無料 |
教室数 | 156 |
Scratch | あり |
公式サイト | https://coderdojo.jp/ |
プログラミング教室らしからぬ独特なロゴマークが目を引く「CoderDojo Japan」。コーダードウジョウと読みます。ドウジョウは、そう「道場」です。
どうやらCoderDojoに参加する子どもたちは「忍者」と呼ばれているとか。
CoderDojo 西宮/梅田を主宰しているhosoyaさんの投稿によると、「忍者(ニンジャ)=スーパープログラマー」という意味ではないかということです。
何だか、ますます謎が深まってきましたね…。
今回は、謎めいた部分も多い子ども用プログラミング教室(道場)「CoderDojo(コーダー道場)」について、一緒に見ていくことにしましょう。

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口コミ・評判
10月21日、プレ開催として第0回CoderDojo Naritaを開催しました!5名のNinjaが参加してくれ、Scratchで猫逃げゲームを作ったり、iPadのPyonkeeで遊んだりしてました。参加ありがとうございました!次回11月17日から本格的に始動しますので、よろしくお願いします! pic.twitter.com/2ZFPmy26cR
— CoderDojo Narita (@CoderDojoNarita) October 21, 2018
本日の成果物です! #Scratch2018Tokyo #CoderDojo pic.twitter.com/bXzBL3V7gG
— 安川要平/Yohei Yasukawa (@yasulab) October 20, 2018
先日メンター参加した #CoderDojo 御茶ノ水での様子が、
Facebookページに。まだ自慢ができるほどのScratchのスキルはないですが、
「画面内のキャラに、自分の動きを反映させられたら楽しいだろうな」と、
やり方をググりながら、カメラ連動の作品を作ってデモしました。
https://t.co/f6pLzJAVi7 pic.twitter.com/GFfp9cNh1t— you (@youtoy) October 22, 2018
娘にしみじみお礼を言われた。この1年、すごい経験がいろいろできたのはママがCoderDojoを始めてくれたおかげと。確かに、娘のプログラミング仲間を増やしたくて始めただけなのに予想以上のできごとが次々と起こった。仲間の存在ってとても大きい。
— rinyanyamama (@rinyanyamama) October 22, 2018
総評 88/100点
CoderDojoは、子どもたちのためのオープンソース(誰でも閲覧可能な状態で公開されており、自由に改修することが許されているプログラムソースのこと)型プログラミング道場。
2011年にアイルランドで始まり、2018年時点では、世界100ヶ国の1,900拠点に道場が開かれています。
道場によって形式も異なりますが、どの道場も、子どもたちが主体的に学ぶ姿勢を大事にしているそうです。
普通のプログラミング教室は、親子で説明会や体験授業に参加し、納得したら入塾するという流れ。
しかし、CoderDojoでは「プログラミングを始めたい!」と思えば、どんな子どもでも自由に無料で始めることが可能。こんな教室、なかなかないですよね!
今まさに注目されているプログラミング教室(道場)です。
授業内容 15/20点
CoderDojo は、全国各地で定期的に開催されているオープンソースに根付いた非営利の団体。
それゆえに、入学金や月謝を支払って受講するという一般のプログラミング教室とは、授業内容も全く異なります。
統一したカリキュラムやコースというものはなく、子どもたちが必要な時にメンターがサポートしたり、仲間同士で学び合うというスタンスをとっています。
親が「〇〇しなさい!」と言って、すぐに取りかかれる子どもは少ないですよね(笑)
このように、CoderDojoでは、受動的に教わることよりも、自らの手を動かしながら主体的に学ぶことに価値があると考えているようです。
CoderDojoの参加者や参加を支援する人たちは、上記のイラストにあるような人々。
近年は、エンジニアやデザイナーのみならず、各地域の保護者や学生などにもCoderDojoの存在が知れ渡ってきており、中には業界の第一線で活躍される方々も、無償でメンターやボランティアとして協力して下さっているとか。
まさに、自然発生的にどんどん広がるプログラミングのためのコミュニティですね!
以下、CoderDojo の憲章を引用します。
- 若者が技術を作り上げていくための支援を行い、ひらめきを与えることに尽力します
- できうる範囲で、高い水準の児童保護を優先します
- 道場に参加する子ども達や、その保護者から料金を徴収しません
- 保護者が道場に参加することを推奨します
- 持っている知識を自由かつオープンに共有します
- 自分たちの道場内だけでなく、他の道場とも知識を共有します
- CoderDojo コミュニティの国際的なブランドを維持し、大切にします
- 参加者間の協力を促進し、同世代間のメンタリングや参加者同士のプロジェクトを推奨します
- 性別、人種、性的指向、信念、宗教、能力に関係なく、ボランティアや子ども達を歓迎します
完全なボランティアで運営されている点や知識の共有化、人はみな平等たる精神や考え方は、本当に素晴らしいものです。
Scratchの有無 20/20点
道場に行けば必ず使用するというわけではないのですが、CoderDojoでも、多くの場面でScratchが活用されているようです。
Scratch(スクラッチ)とは
例えば、CoderDojo Kashiwa は柏市教育委員会と協力しながら、Scratchを使用した学校のカリキュラム作成のサポートやScratchDay 2017 in Kashiwaといったイベントを主宰したという報告もありました。
CoderDojo では、Scratchの他にも、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Python・Ruby・Unity・Arduino・Raspberry Piなど、幅広いソフトの学習支援も行っているようです。
料金 20/20点
CoderDojo の憲章にもあるように、料金は全て無料です。
ただ、地域や日程によっては、有料のコワーキングスペースなどを会場に使用することがあります。
そのような場合は、若干の会場費などがかかることも。
しかし、月謝だけで1万も2万もする高額なプログラミング教室が多いなか、入会金も受講料もかからないなんて、まるで夢のようですね!!!
対象年齢 17/20点
対象年齢は、主に小学生と中学生です。
「7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場」といった記載も見かけるので、高校生も忍者(ニンジャ)として参加することができそうですね。
有料のプログラミング教室というわけでもないので、厳格な年齢制限というものは、あまりないのではないでしょうか。
学ぶ熱意ややる気さえあれば、幼児でも大学生でも参加できそうな気もします(笑)
これは、あくまで個人的な見解ですので、各道場に問い合わせてみるしかありません。
教室数 16/20点
CoderDojoの道場は、2018年現在、世界では100カ国・1,900以上、日本でも全国に156以上あります。
メンターやボランティアは義務ではないので、どうしても開催が不定期になることも。この点については、ある意味、仕方がないですよね。
ある程度プログラミングの基礎ができている子どもは、たまにサポートを受ける形でもいいのですが、完全な初心者には少し不安につながる要素になるかも知れません。
まとめ
いかがでしたか。CoderDojoについて、少し分かってきましたね。
CoderDojoは、子どもの習い事というよりも「自立的なプログラミングクラブ」といった印象です。
有料講座でない分、無線LAN接続可能なノートパソコン・タブレット・電源ケーブル・マウスなどは、各家庭から道場に持参しなければなりません。
また、カリキュラムがないので、毎回連続した講座というものもありません。
あくまで、子どもがやりたいことを近くにいるメンターやボランティアが一緒に考えていくという形式。
CoderDojoに向いているのは、「自主的に考えて行動できる子」「知らない子や大人と気軽にコミュニケーションがとれる子」「自分がやりたいことを明確に持っている子」でしょうか。
これらにあてはまるお子さまならば、ぜひ一度はCoderDojoを体験してもらいたいです。
最後に、「あなたがDojoに来る理由は何ですか?(by. Kashiwa CoderDojo)」の動画を見てみましょう。